国保を滞納していた場合、出産一時金はもらえるのでしょうか?

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国保を滞納すると出産一時金はもらえない?

国民健康保険を支払わない…という人は多く、たびたびニュースでも話題になります。年々その金額が上っていることもあり、決して安くない金額。ついつい生活費や娯楽費を優先させて、滞納させてしまう事も…。

 

1万を超す金額を支払う割には、年金と違ってお金が戻ってくるわけでもないので、支払いに抵抗を感じる人も少なくありません。特に若くて病院を受診することなんて滅多にない…なんて人は、よけい払うのも煩わしく思えるはず。国保に加入することで支払額が減るといっても、受診自体が少ないのですから、そのありがたみを感じろと言っても無理なのかもしれません。

 

でも、国保に加入していないと、出産の時に困る事になります。国保に加入していると、出産育児一時金といったお金が支給されます。出産には大きなお金がかかりますので、出産育児一時金はとてもありがたいお金となりますので、是非とも受け取りたいもの。滞納していると、このお金がもらえるのか…気になるところです。

 

国保を滞納している場合の出産育児一時金の支払いについては、市町村によって対応が異なります。原則としては、たとえ両親が保険料を滞納していたとしても出産育児一時金は支給されるとはなっていますが、なかには滞納分もしくは滞納した一部を納めてからといった市区町村もあるのです。まずは、住んでいる地域を管轄する役所に確認をとるようにしましょう。


滞納時の対応例

国保を滞納すると出産一時金は受け取れないのか?いくつかの市区町村の対応を調べてみました。

 

●新潟県柏崎市
納付期限から1年半を過ぎても滞納状態である場合は、出産一時金や医療費、葬祭費などの国保の給付が、全部もしくは一部を差し止め。

 

●東京都調布市
滞納している場合は、全額もしくは一部を、未納の国民健康保険税に充当することがあります。申請前に、保険年金課保険税係まで要連絡。

 

●東京都八王子市
長期の滞納がある場合は、高額療養費や出産育児一時金などの給付が一時ストップされることもあります。

 

上記のような対応をしている市町村が多く、ほとんどの市区町村で滞納している人には厳しい姿勢をみせつつ、必ずしも出産一時金が支給されないわけではないようです。お腹の赤ちゃんには何の罪もないですし、滞納にはそれなりの理由があってのことかもしれません。そうした事からも、「要相談」といった対応がとられていることがほとんどです。


国保は社会的保障を守るもの

国民健康保険は、本人はもちろん家族も社会的保障で守ってくれる制度です。ですから、「病院に行くことが少ないし…」「ほとんどいかないから、自己負担の方が結局は安い」といった安易な考えで滞納してしまうと、受けられる社会保障を自ら捨ててしまう事に他ならないのです。それは、若い時はまだしも、本当に必要になったときに困る事態を引き起こし、社会的にも孤立してしまう事に…。

 

滞納すればするほど支払いも大変になりますので、娯楽費よりもまずは国保の支払いに充てたほうがいいです。一括で納付するのが無理であれば、市区町村役場にまずは相談。利息無しの分割払いにすることも可能なのです。


納付期限を過ぎたら?

国保の支払いには納付期限というのがあります。それを過ぎてしまうと行政処分が…。まず、納付期限を過ぎた翌日以降に、市区町村から納付についての催促が通知や電話などでおこなわれます。それを無視していると、短期被保険者証という有効期限が数カ月しかない保険証が届きます。

 

さらに納付期限から1年を超すと、短期被保険者証が使えなくなり、その代わりに資格証明書なるものが渡されます。資格証明書とは、医療機関を受診した際に、とりあえず窓口でかかった費用を全額負担してもらい、後日申請することで自己負担分以外を支給してもらえる…というもの。一般的な医療費の自己負担額は3割となっていますが、資格証明書を持つ人は窓口では10割の全額負担となるのです。

 

次に1年半を過ぎると、高額療養費などの保険給付はストップしてしまいます。これがないと、入院や手術といった高額医療を受けるのが厳しいものとなります。

 

そして、それでも滞納していると…市区町村の職員が督促、もしくは納付相談をするために自宅を訪問するようになります。それを避け続けたり無視、または面談をしたとしても、その際に結んだ誓約を破ったりすると、財産が差し押さえられるものとなります。財産の差し押さえでは、口座は凍結されたり、勤務先にも給与差し押さえなどの通知命令が送られてきたりします。これまで通りに普通に生活するのは難しい状況となります。

 

ちなみに、国保の支払いには時効があります。保険料の場合は2年、保険税では3年もしくは5年といった決まりがあり、滞納を始めた日から一度も請求がなかった場合にのみ時効が成立します。途中で請求や差し押さえ命令がくると、その時点でリセットとなりますので、なかなか時効を成立させるのは厳しいでしょう。国保は必ず支払うものであり、社会的にも厳しい立場に立たされてしまいますので、できるだけ早めに支払うようにするのがいいでしょう。

 

 

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